マーチンゲール法やココモ法と並んで、とても有名な戦法にモンテカルロ法というものがあります。
モナコのモンテカルロといえば、カジノの聖地です。
モンテカルロのカジノを潰すほど荒稼ぎした戦法ということで、モンテカルロ法と呼ばれています。
今回は、このモンテカルロ法について、そのやり方やメリット、デメリットについて解説していきます。
モンテカルロ法のやり方
モンテカルロ法は、2倍配当か、3倍配当のゲームで使えます。
倍率によってやり方が異なるのが特徴です。
モンテカルロ法は、基本的に紙とペンを使います。
ランドカジノの場合、テーブルに紙とペンを出していたら、注意をされることがあります。
しかし、オンラインカジノでプレイするのに、そういった制限はありえません。
2倍配当の場合
紙に1、2、3を記入します。
ルールは、左端と右端の数字を足した額をベットすることです。
なので、最初は4ドルを賭けます。
負けたときは、右に負けた額を記入します。つまり、1、2、3、4となります。
逆に勝ったときは、両端の数字を消すのがルールです。
1と3が消えて2だけになったので、ここで終了します。
また最初から始めます。
1、2、3、4となったら次は、両端を足した5ドルを賭けます。
また負けたら、今度は1、2、3、4、5となったので、6ドルを賭けます。
6ドルで勝ったときには、1と5が消えて2、3、4が残りますから、両端を足して6ドルを賭けることになります。
勝ったときは新たに記入せずに両端を消すだけなので注意が必要です。
数字が1つになるまで繰り返します。
こうしていけば、リスクが限りなく少なく、利益が発生します。
3倍配当の場合
3倍配当のときは、勝ったときに両端を1つずつ消すのではなくて、2つずつ消します。
これが違うだけです。
1、2、3、4、5、6の状態で勝ったら、両端を2つずつ消して3と4が残ります。
なので次は7ドルを賭けることになるわけです。
3倍配当は、負けが込んでも利益を取り戻しやすいのが特徴です。
モンテカルロ法の特徴
1回勝つだけでは不充分
モンテカルロ法の弱点は、1回の勝ちでそれまでの負けを取り戻せないということです。
何度もプレイして何回も勝たなければ、利益が発生しません。
マーチンゲール法やココモ法の場合、1回勝ちが来れば、それまでの負け分を全て取り返すことができましたから、それが弱点だといえます。
懐に優しい
ただし、その分賭け金が上昇しにくく、テーブルリミットにかかりにくいというメリットがあります。
元手があまり多くない、という人でもチャレンジできる戦法です。
長引きやすい
特に長期戦になりやすいのも、モンテカルロ法のデメリットです。
かなり長引くことがあるので、そうなると、どうしても記憶のために紙とペンが必要で、それらがあっても記入自体が面倒になりがちです。
こういった面倒さから、モンテカルロ法を好まない人も多いです。
利益が発生しやすい
ただし、どれほど面倒でも、数字が1つになるまで(1セットが終わるまで)続ければ、必ず利益が発生して終われるのが魅力です(例外として、2倍配当では損をすることがある)。
このように、頑張った甲斐のある結果が得られる確度が高いことが、モンテカルロ法がここまで有名になり、長く続いている戦法となっている所以です。
モンテカルロ法のメリットとデメリット
メリット
モンテカルロ法のメリットは、やはり賭け金が増大しにくいので、負けたときのリスクが少ないことです。
なるべく精神的な負担を少なくして、楽な気持ちで楽しみたい人に向いています。
また、紙とペンを使って数字を記入しながらプレイするので、戦法を使っているという充実感を得られると感じる人も少なくありません。
特にカジノにあまり詳しくない彼女の前で行って、結果、勝てたときには評価がぐんとアップすることがあります。
数字を記入して行い、長引くと数字の量も多くなるので、知らない人が見ると知的な印象になります。
特にオンラインカジノでは、ディーラーなど運営側の目が届かないので、堂々とできるのがメリットです。
デメリット
モンテカルロ法の場合、慣れてきてもどうしても紙とペンが必要です。
長引きやすく数字も多くなってくると、頭の中だけでは難しくなるからです。
無理にやろうとすると、計算間違いを起こしやすく、それが負けにつながります。
その手間を嫌う人には向かない戦法です。
さらに前述したように、2倍配当のゲームでは1セットが終わっても利益が残らず、損をする可能性があります。
なるべく3倍配当のゲームでするのがおすすめです。
まずは無料ゲームで試すのがベスト
モンテカルロ法のような紙とペンが必要な戦法の場合、いきなり実戦で試すのは危険です。
オンラインカジノでは、無料でプレイできるテーブルゲームが用意されていますから、まずはそこで試してから自分との相性を確かめたうえで、実戦に臨むのが良いでしょう。